動物園を詠む 間近でね 見たい動物 いろいろだ

動物園というのはどうしても距離をおいて動物を見ることになりがちです。あんな動物こんな動物もっと間近で見られたらいいのにと思うことしきりです。あとはやはり動物が寝そべったり眠ったりしていることが多いのも動物園を退屈なものにさせます。もっと活発に動き回っている動物を見たいと思うのは私だけではないでしょう。旭川だかどこだかで、見せ方を非常に工夫している動物園があるということでテレビで見たことがありますが、たとえば、豹の一種などを見せる際に、高いところに登る性質を利用して、おりのなかの高い位置にトンネルをつくると、そこに寝そべっているので、動物を下から眺めることができたりします。動物園はちょっと工夫すれば、とてもおもしろいショーができるのに、たいていはおりのなかで寝ているだけの動物を見せるという方法しかとっておらず、残念ながら今ほとんどの動物園は経営危機にあるといえるでしょう。展示の仕方に工夫することは工夫している動物園に社員を派遣して、いろいろ学んでいることからも、今後いろいろな動物園でやるようになるかもしれません。いまのところ、動物は囲いの中でただ寝ているだけという世界を脱していないので、もうしばらくはあまりおもしろくない動物園が続くのではないかなと思いもします。