黒人彫刻を詠む 宇宙人 のようにも見える 彫刻だ

黒人彫刻

黒人彫刻

黒人彫刻は西洋で長く蔑視されてきました。しかし20世紀にはいり新しい芸術運動が次々と興るに従い、黒人彫刻は一気にその価値を高めます。バーンズコレクションで有名なバーンズ博士はこの黒人彫刻に重きをおき集めて、ルノワールセザンヌといった印象派の画家たちの絵と共に自ら作り上げた美術館の中に展示しています。紹介する本は黒人彫刻の写真が白黒ではありますが、たくさん載っています。文章の量に比べて写真の量が多いのである意味写真集であるともいえます。黒人彫刻は、私にとっては迫力があり、また存在感があるもので、興味深い対象ではありますが、うちに飾るとしたらどこに飾ろうかということになってしまいますが、私がもし美術館を経営するような人間であれば、オブジェとしてぜひほしいと思うものではないかなと思います。実物を見る機会はまったくありませんが、日本人の心にも強く働きかける黒人彫刻をわずかでもいいからどこかの美術館で見られたらいいなあなどと思います。